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Manzanilla

図書館戦争への愛と妄想が暴走した二次創作ブログ ネタバレ有りにつき要注意!

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【騎士道で行こう!】14 ~図書戦パラレル~

お待たせです!

加速...の予定だったんですが...ま、まあ、予定はあくまで予定ってことで!(爆)

それでは、いつもの注意事項を。

※このSSは異世界パラレルです。
 原作と違うのは許せない!という方は回れ右でオネガイします。


OKの方は追記からどうぞ!

朝食も終え、いよいよ本格的な訓練開始かと気合を入れたイクだったが、ドージョーの指示は思いもよらぬものだった。

「次は薪割りですかーー!?」
「上官への口答えとして腹筋20回追加」

驚いただけで口答えじゃない。という抗議はドージョーの表情を見て諦めた。
下手なことを言えば罰則が増えるだけだ。

イクは仕方なくその場ですばやく腹筋20回をこなすと、ゲンナリとした表情で薪の山を見つめた。

いくらイクが育ちの割りには庶民的だとはいえ、さすがに薪割りの経験まではない。
斧と薪を暫く眺め、イメージだけで割ろうとしたところでドージョーからストップがかかった。

「お前、薪を横向きに割るつもりか?」

一番安定する置き方を選んだのだが、何か悪かっただろうか?
首をかしげるイクに、ドージョーは溜息を漏らしながら薪を立て直した。

「さすがに薪割りの経験まではなかったか...」
「あ、当ったり前じゃないですか。人を何だと!!」

噛み付くイクから斧を取り上げるドージョーの肩がわずかに震えている。
この人の笑うタイミングがつくづく嫌味なのは気のせいだろうか?
思わずムッと顔をしかめると、後頭部をバシッとはたかれた。

「手本を見せてやるからしっかり見ておけ!」

そういうなり、斧を真っ直ぐに振り下ろす。
後には見事に真っ二つに割れた薪が転がっていた。

ほら、と差し出された斧を受け取り、イクは見よう見真似で斧を振り下ろした。

ガゴッ!
薪は割れずに横に吹っ飛んだ。

「中心に向かって真っ直ぐ下ろせ!」

言われるままに慎重に振り下ろすが、今度は速度が足りず斧は薪の途中で止まった。
仕方なくそのまま叩きつけるようにして割る。

「手だけで使おうとするな、腰を入れろ!!」

ドージョーの鋭い指示が飛ぶ。

幾度もの失敗を繰り返し漸くまともに割れるようになった頃には、すっかり息が上がっていた。

昼食を疲れた体に流し込み馬達を訓練場に放してからは、また薪割りだ。
夕方までかけて指示された薪を全て割り終えると、馬を迎えに行き寝藁を整え飼葉を用意する。

そうして、やっと夕食の時間になる。
慣れない作業の連続に体中の筋肉が悲鳴を上げている。

だが、一日はこれだけでは終わらなかった。

夕食が終わり一息ついたイクの目の前に、ドン!と数冊の分厚い本が置かれた。

「な、なんですか?コレ...」
「見ての通り本だ。これは貴族名鑑、こっちは歴史書、それに法律に経済関係の書籍だな」

そんなものはタイトルから想像はつく。知りたいのはここに置く理由だ。

「まさか、剣や弓の腕さえあれば騎士になれるとか思っていないよな?」
テヅカが心底呆れたようにこちらを眺める。

イクの体が思わずこわばった。

「貴様というやつは...」
視界の向こうでドージョーが眉間の皺を解す様に手をやるのが見えた。

まあ、まずは実力を見てから。というコマキの提案で質疑応答形式のの小テストを行う。

「お前の家なら専属の家庭教師の一人や二人いたはずだろ!?どうしてこうなるんだよ!」
テストの後、最初に声を上げたのはテヅカだ。
それほどまでに結果は壊滅的だった。

「い...いるにはいたわよ!!礼儀作法とダンスと音楽の教師が!!大体、その辺は女の子の学ぶ内容じゃないでしょ!!」
その言葉にテヅカは一瞬詰まった。

確かに、普通のお嬢様は歴史や法経済の勉強はしない。
今でも女は少し頭が弱いくらいが可愛いなどという男は後をたたないくらいだ。

「それにしたって、自分で勉強する時間くらいあっただろ!!努力もしない奴が言い訳するな!!」

その言葉にイクは思わず俯いた。
騎士になりたいと思うだけで、その為に何が必要か。きちんと調べもせずに努力を怠ってきたことは事実だ。

「テヅカ。今それを責めてどうする気だ?」
ドージョーが鋭くテヅカを制した。

「ちょっと言い過ぎだよ、テヅカ。彼女がこっちに来ることは極秘扱いだったわけだしさ。これもまあ想定の範囲内...よりちょっと下かな?」
コマキのフォローになっていない言葉にイクの体がガクっとかしいだ。

溜息と共に最初に動いたのはドージョーだ。
ドージョーは石版とチョークと布をイクの前にドンと置くとイクに一言告げた。

「まずはコレを書きうつせ!書き終わったら消してまた書け!とりあえず100回!」

そう言って示したのは王室の家計図だ。
「ハイ!?」
「お前の様に本能で動くタイプは体で覚えた方が早そうだからな」

反論も出来ないまま、イクはチョークを取り上げると石版に書き移しはじめた。

その間にドージョーはイクの前の本を取り上げると、コマキとテヅカに振り分けた。

「こいつが覚えられる範囲で必要事項だけ纏める。テヅカもいい復習になるからな。一緒にやるぞ」
「この辺りの本の内容で今更復習しなければならない事もありませんけどね」
しぶしぶと言った態でテヅカも本を開く。

「互いに足りないところを補い合うのも騎士団員として必要なことだ。覚えておけ」
「俺がこいつにフォローされる日が来るとはとても思えないんですが」

あー言えばこう言う! 何なのこいつ!!

イクはぐっとチョークを強く握り締めた。
その途端、ドージョーの叱責が飛ぶ。

「カサハラ!手を止めるな!!」

あの人は後ろに目でもあるのか!!
チラッと横目でドージョーを伺うが、目は本に向けたままだ。

イクは溜息を一つつくと、書き写す作業を再開した。

百回書き終え、その内容について幾つかの質問に答えた所でようやく初日の訓練が終了した。

体も頭も疲れきったイクは部屋に戻るなり倒れこむように眠りについた。


to be continued

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やっと訓練初日終了。
騎士らしいこと一つもしてませんw

その辺の理由についてはそのうちに。

疲れきった状態で勉強したら即、夢の国に旅立ちそうです。
それも変な悪夢見そうだw

ちなみに私、仕事が忙しかった時期に、「何も入力されていないエクセルの真っ白なシート」が静止画で延々と続くという妙な悪夢をみました。
静止画の夢はあとにも先にもコレだけです(^_^;)
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プロフィール

黒猫又かつえ

Author:黒猫又かつえ
『図書館戦争』シリーズへの萌えと妄想が暴走した挙句、二次創作に手を出し、とうとうブログまで開設
家族にはナイショの隠れオタク主婦

サイト名はスペイン語で「カミツレ」のこと

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リンクフリーです。貼るも剥がすもあなた次第ですが、連絡いただけると小躍りしますw

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