FC2ブログ

Manzanilla

図書館戦争への愛と妄想が暴走した二次創作ブログ ネタバレ有りにつき要注意!

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【騎士道で行こう!】11 ~図書戦パラレル~

前回が野外行程なので...アレ出さないとねw

せっかくなのでリアルバージョンで行ってみましたw


※このSSは異世界パラレルです。
 原作と違うのは許せない!という方は回れ右でオネガイします。


それでは追記からどうぞ!




月明かりの漏れ入る部屋でイクは目を覚ました。

「あれ...ここ、どこ?」
頭を振って思い出そうとするが、昨日馬に乗ってからの記憶がない。

薄暗い部屋を見回せば、どこかの山小屋の一室のようだ。
簡素なベッドの傍におかれたデスクには誰が外したのか、イクの剣帯と軽鎧が置かれている。

喉の渇きを覚え、イクはそろそろとベッドから降り部屋を抜け出した。

小屋の中をうろついて皆を起すのは悪い。
外に出れば井戸があるはずと考えて外に出る。

ひんやりとした夜風を楽しむように、ゆっくりと小屋の周囲を一回りしてようやく馬房のそばに井戸を見つけた。
汲み上げた水を一掬い飲み、ついでに汗で汚れた顔を洗う。

さっぱりしたところで手拭の類を持っていないことに気がつき、頭を振って水滴を飛ばしたところで馬たちが急に騒ぎ始めた。

振り向けば、黒い小山のような影が目に入る。

「...熊!それも、手負い!?」

熊の背中には猟師の放ったものか、いくつかの矢が突き刺さり、その目は血走っている。
普段ならば人の気配のある場所には近づかないはずだが、傷の痛みと空腹とで我を失ってしまっているようだ。

熊の狙いはあくまで飼葉桶の中身のようだが、馬たちが騒げばそれが刺激となって暴れだしかねない。

イクは唇を噛みしめながら腰に手をやり、剣帯を外したままだということに気がついた。

小屋に戻ることも考えたが、その間馬が無傷で済む保証はない。

何とかしてここから離さないと!
イクは足元の小石をいくつか拾うと、熊に向かって投げつけた。

「こっちよ!!」

熊がこちらを向いたのを確認するとイクは背を向けて全力で走り出した。
逃げる獲物を追うのは動物の本能だ。
熊は直ぐに追ってきた。

さて、ここからどうしよう。

足の速さには自信があるが、それはあくまで相手が人間だった場合の話だ。
どんなに頑張ったところで全力で走れば熊のほうが速い。
何よりスタミナが段違いだ。

だったら!急所を狙ってひるませる!

イクはタンとその場でターンすると拳を握り締め、こちらに突っ込んでくる熊の鼻先に向かって思い切り突き出した。
イクの拳は、熊の鼻に見事にあたり、熊は動きを止めた。

だが、イクがこの隙に!と、山小屋まで逃げようとした瞬間、辺りに恐ろしい咆哮が響き渡った。

普通の熊ならば、急所への不意打ちに戦意を喪失して山に帰っていくものだが、相手は手負いだ。

熊はいっそう目を血走らせ、真っ直ぐにイクのほうへと向かってきた。

追いつかれる!!そう思った瞬間、イクの体は思いきり横に引き倒された。

何事かと顔を上げれば、熊の左目にはテヅカの放った矢が命中し、その隙に熊の下に潜り込んだドージョーが頚動脈を切り裂くのが目に入る。

熊の巨体がどうと倒れた。

ドージョーは更に心臓を一突きし完全に止めを刺した事を確認すると、剣についた血を懐紙で拭いて鞘におさめた。

「どーするの。これ?」

イクから手を離したコマキは熊に近づき、困ったように見下ろした。

「そうだな。朝になったら麓の村にでも届けるか」
「了解!テヅカ、裏の納屋に荷車があったと思うんだけど、見に行こうか」

コマキに肩を叩かれたテヅカは、一瞬後ろを振り返ると納屋へと向かった。


ドージョーは眉間に皺を寄せ鋭い視線をイクへと向けながら、つかつかと歩み寄る。

こ、怖い。熊より怖いかも!
思わずイクの腰が引ける。

「カサハラ!」
地の底から響くような声に、イクの背に冷や汗が流れた。

「は、ハイ!」
「...怪我は?」
かけられた言葉に思わずホッとする。
「してません」
その答えにドージョーは深い溜息をつくと、ギッとイクに向き直った。

次の瞬間、辺り一帯の空気を振るわせるような怒声が鳴り響いた。

「アホか!!貴様ァ!!!!」


to be continued

back
next

ドッキリどころじゃありません(爆)
リアル+手負いです。半端なく危険信号(^^ゞ

イクを押えるのがコマキになったのは...熊殺しと言えばあの人!だからです。
いくら初代熊殺しでも、庇いながら手負いの熊を仕留めるのは大変そうなので援護付けました。

そういえば最近の熊出没関連のニュースで見たんですが、猟友会の方が、
「熊を仕留めるのはライフル銃で、それも一発で仕留めないと」と言っておられました。
やっぱり手負いって危ないんですね...
スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

黒ねこ時計 くろック D03

いま何時?

ガンダム名言録

カウンター

プロフィール

黒猫又かつえ

Author:黒猫又かつえ
『図書館戦争』シリーズへの萌えと妄想が暴走した挙句、二次創作に手を出し、とうとうブログまで開設
家族にはナイショの隠れオタク主婦

サイト名はスペイン語で「カミツレ」のこと

ご意見ご感想は、拍手でもコメント欄でもメールフォームでもお好きな所からお気軽にどうぞ!

リンクフリーです。貼るも剥がすもあなた次第ですが、連絡いただけると小躍りしますw

最新記事

最新トラックバック

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

blogram

blogram ランキング参加中

blogram投票ボタン
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。