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Manzanilla

図書館戦争への愛と妄想が暴走した二次創作ブログ ネタバレ有りにつき要注意!

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【騎士道で行こう!】10 ~図書戦パラレル~

続きです。

基礎訓練ぶっとばして、いきなり野外行程です。

ついでに、某キャラを無理やり登場させてみました。

※このSSは異世界パラレルです。
 原作と違うのは許せない!という方は回れ右でオネガイします。


それでは追記からどうぞ!


「さっさと起きろ!! カサハラ!!」

確かに「手加減はしない」とは言われたが...

イクが家を出て初めての朝は怒声と拳骨で始まった。

「朝からなにするんですか!!」
「お前がいつまでも暢気に寝てるからだろうが!出発するからさっさと準備しろ!!」

痛む頭を抑えながら洞窟の外を覗けば、既に準備万端といった様子のコマキとテヅカがいた。
くすくすと笑うコマキに対して、テヅカがフンと鼻を鳴らす様子までが目に入りイクは顔を強張らせる。
なんだかよく分らないが相当嫌われているらしい。

「もう少し愛想よくてもいいと思うんだけどな」
思わず漏れたボヤキにさらに拳骨が落とされた。

「無駄口を叩く前にさっさと動け!!」

イクはキッと堂上を睨みつけながら、さっと立ち上がると掛けてあった毛布を手早く畳む。
荷物という荷物があるわけではないので、やることはこれくらいだ。

「お前の馬はあそこだ」

ドージョーの指差すほうには一頭の栗毛の馬が繋がれていた。

「え?なんでユウマがここに?」

額から鼻筋にかけて真っ直ぐに伸びる流星を持つこの馬は、イクが子馬の頃から時々様子を見に行っていたものだ。
ひどくヤンチャで扱いの難しい馬だったが、何故かイクには良く懐いていた。

「誰にも懐かない馬をいつまでも置いておくわけにはいかないそうだから、預かってきた」

つまりこれは父からのささやかな餞別ということか。

イクが近づくとユウマは甘えるように鼻先を摺り寄せる。

それを見てテヅカが信じられない物を見るように固まった。
「どうしたの、テヅカ?」
「なんていうか、別の馬ですね」

コマキはここ数日のことを思い出してプッと噴出した。
この馬がこの場所に連れてこられたのは数日前だが、それから世話をしていたのはテヅカだ。

「笑い事じゃないですよ!近づいただけで威嚇するわ蹴ろうとするわ、髪の毛食いちぎるわ!俺がどれだけ苦労したと!!!」
「まあ、これからは苦労しなくて済むんだから良かったじゃない」

コマキはポンとテヅカの肩に手を置くと、自分の馬にまたがった。
テヅカは少し悔しげに顔を歪めたが、直ぐに上官にならった。


4人は獣道のような山道を馬で器用に抜けていった。
障害物の多い山道を行くには早すぎる程の速度だったが、元々乗馬の得意なイクは遅れることなくついていく。
だが足場の悪い岩場にさしかかり、馬を引いての行程ではさすがに足が鈍りはじめた。

何とか前を行くコマキとテヅカに追いつこうと必死に足を動かすが、その差は開いていく一方だ。
しんがりにはドージョーがついているが、それでも遅れるわけにはいかない。
気力を振り絞ってなんとかペースを上げようとしたところで、ドージョーがイクの腕をつかんだ。

「テヅカ!」

ドージョーは前を行く手塚を呼び止めると、自分の馬の手綱をテヅカに手渡した。
それからイクの剣帯から剣を抜き取り鞍に括り付けると、ユウマの手綱を取り上げた。

「お前の主人から離すわけじゃないから落ち着け」
ドージョーは暴れようとするユウマの首を叩いて何とか落ち着かせると、イクに先に進むように促す。

「これで遅れずに歩けるな」
「別に、あのままでも行けました」
ドージョーの言葉にイクは顔を歪めた。

「最初から俺たちに付いて来れるなど期待してない。それに、これ以上遅れると日が暮れる」

兄達との特訓で少しは出来るようになったと思っていたのだが、それはただの思い上がりでしかなかったようだ。
こんな事ですら迷惑をかけるしか出来ない自分が不甲斐なくて悔しい。

イクは目元をぐっと袖でぬぐうと顔を上げ歩き始めた。
これ以上足手まといになってたまるか!

「おい。無理はするな」
「別にしてません!!」

噛み付くような返事と共に、イクは必死に前を追うように歩き続ける。
ドージョーは溜息を一つつくと、その後を追った。

岩場を過ぎるとまた馬に乗り山道を進む。

そして日が西に傾き始めた頃、彼らの目の前に古い山小屋が現れた。

「予定よりも少し早かったね。最悪、途中で野宿するくらいの覚悟はしてたんだけど」
「乗馬技術と根性は認めてやるべきだろうな」

ドージョーは馬から降りながら、イクに声をかけた。

「カサハラ!さっさと馬を繋いで来い!」

だが、イクは返事するどころか、馬の背で身動き一つしない。
ユウマが何かを訴えるように堂上を見つめている。

「おい、カサハラ?」

近くに居たテヅカが直ぐに様子を確認するために傍に寄った。

「どうした!」
「寝てる...みたいですね」

テヅカが困ったような視線を上官二人に向けた。

「...は?」
「いやあ、凄いね彼女。なかなか大物じゃない」

肩を震わせるコマキを軽く睨むと、ドージョーは溜息とともにイクに近寄った。

「おい、カサハラ。起きろ!」

声をかけ、腕を揺すって見るが反応はない。
それどころか、腕をとられた事によりバランスを崩したのか、ふらりとドージョーの方へ倒れこんできた。

「おいっ!」

なんとか落ちる前に抱き止めたが、相変わらず目を覚ます気配はない。

「さすがに体力の限界ってとこかな?」
コマキが後ろから覗き込にながら、面白そうにつぶやいた。

「だからあれほど無理するなと!」
ドージョーの眉間に皺がよる。

「...やっぱり無理なんじゃないですか?」
相変わらず言うことを聞かないユウマを何とか繋いだテヅカが冷たい視線を向けた。
その肩をコマキがポンポンと叩く。
「いや。期待以上かな?訓練を積んだら大化けしそうな気がするよ」
「そうはとても思えません」
「テヅカは自分の基準で考えすぎるよ。女の子だよ?多少の訓練は受けていたとしても元々の基礎体力が違うんだ。なのに彼女は俺たちに泣き言も言わないで、殆ど遅れることなく付いて来た。とっくに限界を超えていたのに落馬することなくね」
そこは認めるところだよ?

さて。彼女を休ませてあげないとね。
コマキに促され、テヅカは微妙に顔を歪ませながら山小屋へと足を向けた。

to be continued

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悠馬、まさかの馬化w
いや、単純に名前から(爆)



「俺、笠原さんの馬の役ですか? やったー!」
「よろしくね。悠馬!」
(手を取って二人でピョンピョン跳ねる)

-----悠馬の背後から鋭い視線が-------

「あの、笠原さん。何か後ろから冷たい風が」
「んー?そんなことないよ。風邪ひいてない?大丈夫?」
(郁、悠馬の額に手を乗せる)
「いや、風邪はひいてないです」
「ほんと?気をつけなよ!」

「...ぷっ!くくくくく。堂上、顔怖いよ?」
「うるさい!!」

この役、思いついたときにこんな光景が眼に浮かんだ。
堂上...お前どんだけ(笑)
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Author:黒猫又かつえ
『図書館戦争』シリーズへの萌えと妄想が暴走した挙句、二次創作に手を出し、とうとうブログまで開設
家族にはナイショの隠れオタク主婦

サイト名はスペイン語で「カミツレ」のこと

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リンクフリーです。貼るも剥がすもあなた次第ですが、連絡いただけると小躍りしますw

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