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Manzanilla

図書館戦争への愛と妄想が暴走した二次創作ブログ ネタバレ有りにつき要注意!

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【騎士道で行こう!】7 ~図書戦パラレル~

お出かけ前最後の更新です。

お返事は返ってからになりますよー。

前回に引き続き、駆け落ち(偽装)中なので、甘め仕様w

それでは追記からどぞ~


※このSSは異世界パラレルです。
 原作と違うのは許せない!という方は回れ右でオネガイします。


二人の行く手を遮る様な形で兵を率い立ち塞がったのは...

「中兄...なんで?」

ドージョーは動揺するイクを落ち着かせるように、片手でイクの頭をポンポンと軽く叩くとそっと手を重ねて軽く握る。
それから鋭い視線を真っ直ぐ前に向けた。

「大事な妹を拐そうとは不届き千万!貴様は既に包囲されている。即刻妹を解放し投降しろ!」

「待ってよ!この人は!!」

反論しようとしたイクの口にそっと人差し指が当てられた。

「そうして政略結婚の道具にするのか?彼女の幸せを願えばこそ陰ながら見守ろうと決意していたが、こうなっては話は別だ。悪いが突破させてもらう」

言うなりドージョーは馬を兵のど真ん中に突っ込ませた。
思いもかけぬ行動に兵たちは慌てるばかりだ。
気がつけば、殆ど抵抗もないままに隊列を突破していた。

ふと後ろを振り向いたイクと兄の視線があった。
兄は一瞬微笑を浮かべ小さく頷くと、またキッと顔をしかめ隊に指示を飛ばした。

「追え、逃がすな!ただし妹に傷一つつけることは許さん!」

は!
兵たちは慌てて隊列を立て直すと、二人の後を追いかけた。



隊列を強引に突破したドージョーは馬を山道へと向かわせた。

「さっきの、お芝居だったんですね。あたし何も知らされてない」
「お前に知らせると演技だとバレると、カツヒロ殿の指示だ。だが、咄嗟にしてはよくやった」

イクは何の事かわからず、首をかしげた。

「俺のことを庇う様な事を兄に向かって叫んだろう?効果大だ」
まあ、あれ以上喋られてはボロが出るだろうから止めさせてもらったがな。

褒められているのかどうか微妙な内容にイクの顔が歪む。

「っていうか、極秘裏にそっと邸から出るはずじゃ?」
「心中したと思わせるには目撃者が必要だとな...これはうちの団長の作戦だ」

ドージョーの顔が苦虫を噛み潰したような微妙なものに変わった。
その表情に何か悪い予感を感じ、イクの顔が引き攣った。

目撃者ということは、彼らの目の前で心中したとしか思えないような行動をしないといけないという事だ。
イクは恐る恐るドージョーを見上げた。

ドージョーはイクと視線を合わせないように前方に視線を向けたままだ。

いったい何をさせる気ですかーー!?
イクの背中を冷たい汗が流れた。


ドージョーは追っ手に追いつかれぬように狭い山道を器用に馬で走り抜ける。
が、イクはその行く手に待ち構えるものに気づき、ぎゅっとドージョーの袖を握った。

「まさかと思うんですが...」

ドージョーはイクの問いには答えないまま馬を止めるとイクを下ろした。

「泳ぎは得意だったな。確か」

ドージョーの何気なく言った一言にイクは唖然とした。
なぜなら二人のいる場所は、湖に面した崖の上に他ならないからだ。

「あのー、まさかとは思うんですけど」
「その、まさかだ」

ドージョーは崖の縁に近づくと仕掛けておいたロープを手に取ると、剣帯についた輪にひっかけ端は湖に垂らした。
そうしてからイクを呼ぶとロープを繋いである木と自分との間に立たせた。
こうすることによって、遠目からはロープの存在はわからない。

そして、とうとう追っ手がやってきた。


崖の上に二人の姿を見つけた兄は、その様子を見て慌てて叫んだ。
「待て!!早まった真似はよせ!!」

イクは一瞬だけ兄のほうを向いて微笑んだ。

「ごめんなさい」

そう一言だけ告げると、イクとドージョーの姿は崖の向こうへと消えた。


「うわあああーーーー!!!飛び降りたぞーーー!!!」
「お嬢様ぁぁぁぁーーー!!」
「誰か!!! 下に降りてお助けするんだ!!!」

兵たちが慌てる中、兄は呆然と立ち竦んでいた。

「お辛いのは判りますが、ご指示を」

邸の警備隊長を勤める古参の騎士が、中兄の肩にポンと手を置いた。

「あ、ああ。総出で大至急湖の捜索を。頼む」
「畏まりました」

彼は即座に部下に指示を飛ばし、隊は山を駆け下りていった。

自分以外誰もいなくなった崖の端に寄り、兄はそっと下を覗き込んだ。
前もって作戦を知らされていたとはいえ、目の前で飛び降りられるのは心臓に激しく悪い。
だが、そのおかげで兵たちには「衝撃の事態に動揺する兄」と言うように映っただろう。

「元気でな。イク」

兄はそう一言だけ小さな声で漏らすと、馬に戻り兵達の後を追った。



to be continued

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黒猫又かつえ

Author:黒猫又かつえ
『図書館戦争』シリーズへの萌えと妄想が暴走した挙句、二次創作に手を出し、とうとうブログまで開設
家族にはナイショの隠れオタク主婦

サイト名はスペイン語で「カミツレ」のこと

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リンクフリーです。貼るも剥がすもあなた次第ですが、連絡いただけると小躍りしますw

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