FC2ブログ

Manzanilla

図書館戦争への愛と妄想が暴走した二次創作ブログ ネタバレ有りにつき要注意!

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【騎士道で行こう!】4 ~図書戦パラレル~

4話目です。

ご期待に沿えずに申し訳ありませんが、例のアノ人はまだ登場しませんよー(汗)
もう少しだけ待ってくださいね。

それでは追記からどうぞ!

※このSSは異世界パラレルです。
 原作と違うのは許せない!という方は回れ右でオネガイします。



それからと言うもの、兄妹は父の指示通りに密かに準備を進めていった。

「なあ、イク。オフクロには会っていかないのか?」
一番下の兄は、ふらりとイクの部屋を訪れると荷物をまとめる妹に尋ねた。

イク達の母トシコは例の書状が届いて以来、ショックで部屋に閉じこもったままだ。
カツヒロはトシコの性格を考えた上で情報が漏れることを恐れ、邸からイクを逃がすことは敢えて伝えないように決めた。

だが、邸を出たら二度と戻れないことを考えれば、その前に一度くらいは顔を見せておくべきなのだろう。
それでも...

イクは一瞬手を止めると、うつむいたまま小声で答えた。
「今、母さんの顔見たら何を言うかわからないよ?」
「...そうか」

小兄はイクの頭を抱えると反対の手で乱暴に頭を撫で回す。

「ちょっ、ちぃ兄!」
「まあ、しっかたねえけどなー。やったことがやったことだし。でもなあ、オフクロもお前の幸せを願ってしたことだっつーことくらいは、頭の隅っこにおいといてやれよ?」

イクは黙って頷くと、ぎゅっと兄の腕にしがみついて肩を震わせた。
そんな妹を落ち着かせるように背中をポンポンと叩くと、最後に勢いよくバシっと叩いた。

「痛ったあああ!!何するの、いきなり!」
「泣かせてやりたいのはヤマヤマなんだけどよー。兄貴たちが呼んでるの忘れてたわ。さっさと動きやすい格好に着替えて厩舎集合な!」
「なっ!」
「特訓だ、特訓!中兄が騎士団入っても恥ずかしくない程度に鍛えてやるってさ」

覚悟しとけよー。
と、そのまま笑いながら何事もなかったかのように去っていく兄を呆然と見送る。

我が兄ながら、あの変わり身の早さはどうよ!?

「あーーーーっ、もうっ!!勝手なんだから!!」

イクは荷物をベッドの下に押し込むと、猛然と着替え始めた。



厩舎で兄たちに合流したイクは、既に用意されていた馬で邸の裏にある森へと向かった。
そこには子供の頃から兄たちとよく遊んだ秘密の場所がある。

道のりを懐かしく思いながら馬を進め、しばらくして開けた場所へと着いた。

「うわあ!変わらないね、ここ!」
イクは懐かしそうに辺りを見渡した。子供の頃に大兄と中兄が作ってくれたブランコや縄梯子、小兄と何処まで遠くまで飛べるか競い合ったロープまで、大分くたびれてはいるがそのままの姿で残っている。

「ほら、懐かしがってる暇はないぞ。さっさと準備しろ!」

中兄は馬を手近な木に繋ぐと、鞍の後ろに取り付けた荷物から木刀をとりだした。
大兄、小兄もそれぞれ馬を繋いで待っている。

イクは慌てて兄たちに倣った。



「イクさま。こちらにもまた擦り傷が...毎日いったい何をなさってるんですか?」

湯浴みを手伝う侍女が呆れたようにたずねる。

イクは、うっと詰まった。
まさか本当のことを言えるわけはない。

「えーと、そのっ!ちょっと運動を」
「運動ですか?」
「そう!最近少し食べすぎちゃって、お腹の辺とか心配で!」

侍女は、ハアと一つ溜息をついた。
「イクさまのお体に無駄なお肉などありませんわ。むしろもう少しふくよかになられてもいいくらいです」
「あー、ほらっ!でも、贅肉って付き始めたら一気にとか言うじゃない?」
「ご自分を磨かれるのは良いことですが、この様な傷を作られるのはいかがかと」
「...以後気をつけます」

イクは観念したように頭を下げた。


「...っていうことがあったんだから!手加減してよね!もう少しでバレるとこだったじゃない!」
イクは容赦ない攻撃をしかけてくる兄達に怒鳴った。
「要はお前が怪我しなきゃいいんだろ?まあ、がんばれ!」

中兄はイクの剣をヒラヒラかわしつつ、面白そうに答える。
「がんばれって!それだけ?」

兄達は互いに顔を見合わせるとニッコリと笑った。
「そこはお前の腕次第って奴じゃねーか?」
「ま、俺たち相手で怪我するようじゃ騎士団にも迷惑かけるしな」
「死ぬ気で怪我しない方法でも考えるんだなー」

あー!!!もうっ!!
イクは頭をガシガシと掻き毟った。

「わかったわよ!やってやろうじゃない!!」
「「「よし、来い!!」」」

こうして兄達と秘密の特訓を重ね、ようやく新たな擦り傷を作らなくなったころ、その日はやってきた。


to be continued

back

next

色々考えたけど、トシコの扱いはコレしか思いつかなかったよ!
だって、トシコに告げたら即効でバレるもん!
近所の奥様との世間話でペラペラ言っちゃいそうだもん!

扱い酷いとは思うんだけど、まあ、やった事がやったことなので。

次回、いよいよ作戦開始です。
スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

黒ねこ時計 くろック D03

いま何時?

ガンダム名言録

カウンター

プロフィール

黒猫又かつえ

Author:黒猫又かつえ
『図書館戦争』シリーズへの萌えと妄想が暴走した挙句、二次創作に手を出し、とうとうブログまで開設
家族にはナイショの隠れオタク主婦

サイト名はスペイン語で「カミツレ」のこと

ご意見ご感想は、拍手でもコメント欄でもメールフォームでもお好きな所からお気軽にどうぞ!

リンクフリーです。貼るも剥がすもあなた次第ですが、連絡いただけると小躍りしますw

最新記事

最新トラックバック

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

blogram

blogram ランキング参加中

blogram投票ボタン
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。